■ケインズの家族たち


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ピーター・クラーク『ケインズ 最も偉大な経済学者の激動の生涯』関谷喜三郎/石橋春男訳、中央経済社

関谷喜三郎さま、石橋春男さま、ご恵存賜りありがとうございました。

母のフローレンスがメイナード・ケインズを生んだのは、22歳のときでした。そしてフローレンスは、ケインズよりも12年、長く生きました。
フローレンスは、ケンブリッジで最初の女性市会議員となり、その後、市長になります。
フローレンスはまた、息子のメイナードが『平和の経済的帰結』を出版すると、ケインズに関する新聞の切り抜きを始めた。年代別にスクラップ・ブックまで作っている。優秀な長男をもったフローレンスは、こうして息子の活躍を記録していたのですね。
 メイナード・ケインズの妹、マーガレット。彼女の夫であるA.V.ヒルは、1922年にノーベル賞(生理学)を受賞。
 メイナード・ケインズの弟、ジェフリー・ケインズ。彼は後に、外科医となり、さらに書誌学者になった。彼は、チャールズ・ダーウィンの孫娘と結婚している。
 こうみるとエリートの家系ですね。

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