■30年後の理想の食卓とは

 




 

田村典江/クリストフ・ルブレヒト/スティーブン・マックグリービー編『みんなでつくる「いただきます」』昭和堂

 

太田和彦さま、ご恵存賜り、ありがとうございました。

 

 秋田県の能代松陽高校での「トランジション・ゼミ」のレポートを興味深く読みました。高校生が、地域の人々の食生活に関して調査し、理想の食生活と地域のかかわり方について考えるという企画ですね。

まず、「30年後の理想の姿と食卓」というビジョンをたくましく描くのですね。そしてそこから、自分の三日間の食生活を記録する。食事内容と食材について記録して、そこからフィールドワークに出るのですね。大規模生産地、スーパーマーケット、直売所などで、それぞれ聞き取り調査をする。

 そしてそのフィールドワークを分析する。最後に、持続可能な食と農のビジョンと提案を作成して、その報告書を市長に渡す。

 2050年までに、私たちは家計部門で二酸化炭素を排出しない生活が求められています。それはいかにして可能なのでしょう。私たちの食生活にも、大きな変革が求められていると思いますが、いったいどのような食生活をすればいいのか。引き続き、ご教示ください。


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